動画ブログ:
スターバックスの事例に学ぶ

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スターバックスは、ウェブマーケティングにおいて、常に先進的な試みを実践してきました。例えば、まだ動画をトップページに掲載する企業が少ないなか、いち早くトップページのメインビジュアルに動画を掲載しました。またYouTube上に、膨大な動画コンテンツを公開、現在までその活動は続いています。まさに動画マーケティングのトップランナーです。

またユーザーからアイディアを募るソーシャルメディア、My Starbucks Ideaを開設し、サービスから、商品、店舗づくり、接客至るまで、ユーザーのアイディアを反映するという双方向なコミュニケーションを実現してきました。これもソーシャルマーケティングの先進的は試みとして耳目を集めました。そしてそのいづれの試みも、ぶれることなく、現在まで運用を続けていることは、賞賛に値します。

そして昨年2015年9月、スターバックスは、新しいブログを公開しました。ブログ名は、1912Pike。1912Pikeというのはスターバックスの第1号店の店舗名と開店の年度にちなんだものです。このブログの試みは、ファンやユーザーに、スターバックスやコーヒーについての、あらゆる情報を伝えることで、ファンやユーザーにさらなる興味を喚起し、スターバックスやコーヒーへの愛着を深めてもらおうということです。

Starbucks 1912Pike

内容は、多義にわたります。新商品の紹介、レシピの紹介、コーヒー豆の産地の情報、バリスタたちの情報、CSRの一環として展開される生産地への支援プロジェクトの情報など、ざまざまにコンテンツが展開されます。そらら一つ一つの記事全てが、ブランドを構成する要素です。これらが、ユーザーのブランド理解の機会を飛躍的に増やしてくれることは容易に理解されます。

またコンテンツとして特筆すべきは、多くのコンテンツが、テキスト情報とともに、動画を掲載しているということです。スターバックスの動画は、クオリティの高いことで定評がありますが、こうした動画群は、ユーザーに的確に情報を伝えるだけでなく、ユーザーの情感に強く訴え、ブランドに対する好意的なイメージを醸成させることへとつながります。動画が非常に多いため、動画ブログといってもよいかもしれません。

この新しいブログから私たちが学べることは、自身の商品やサービスだけに留まらず、関連する様々な情報(この場合はコーヒー)を提供することにより、ユーザーの興味を喚起させ、しいてはユーザーの強い愛着を獲得することにつながるということです。
ここに動画マーケティングのヒントがあります。

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出版社やゲーム会社など事業会社において、営業の最前線から上流の戦略策定まで一貫したマーケティング・経営の実践を学んだあと、2002年よりウェブへ転向。SEOやリスティング広告のコンサルティングを経て、現在は、ブランディング、コミュニケーションについてのプランニング・コンサルティングを行う。また近年は、映像制作やエディトリアル・コンテンツ制作にも力を入れています。著書:『ホームページ担当者が知らないと困るWebサイトリニューアルの常識』(ソシム刊)

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